モテるための教養・美術~ギリシャ美術~
どうも!KKです。
今回は、ギリシャ美術。
その後の西洋で古典として模倣されるようになる。
ギリシャ美術
年代:B.C3000年~B.C100年ごろ
地域:ギリシャ全域
キーワード:クロース、アルカイックスマイル
紀元前7世紀頃、神殿を中心とした大型建築が盛んに。
これがアルカイック美術の始まり。
紀元前500年頃、政治の中心がアテネに移ると
クラッシック時代になる。
彫像は重量の大半を片足で支える「コントラポスト」が
主流になり、動きや生命力を表現できるようになる。
彫刻の大型化が進んだのは紀元前600年頃。
クーロス像(裸体の青年像)とコレー像(着衣の少女像)
像には生命感や幸福感を与えるため、唇にほほえみを持たせる
アルカイックスマイルという特徴がある。
ただ、顔全体の表情が抑えられ、唇が独立した状態になっている
ために不完全な印象を与える。
紀元前500年頃を迎えると、コントラポストが採用され
より自然な姿に進化していった。
命により、彫刻家フェイディアスが中心となって建立した
パルテノン神殿は完璧な比例による古典的な建築と
彫刻の到達点。
紀元前334年、アレクサンドロス大王の東方遠征により
ヘレニズム美術が開花。
この時代の芸術は大衆化し、どの方向からでも鑑賞に
耐えうる激しい躍動感を持つ彫像が出現。
「ミロのヴィーナス」「ラオコーン」が代表作品。
この時代の空間的な広がりをもつ作品は
後の代表的な芸術家たちに大きな影響を与えてる。
戦乱の時代ということもあり、躍動感あふれる作品が
多い。ラオコーンなどがとくにそういったことを感じさせる。
躍動感の裏に、パルテノン神殿に見られる完璧な
比例などもこの時代が後の芸術に与える影響の大きさを
物語っている。